美術鑑賞手帳

主に美術館巡りの記録。たまに雑記。メインはインスタ@dillettante.7

2019-07-22から1日間の記事一覧

顔真卿展

東京国立博物館の顔真卿 王羲之を超えた名筆 に行ってきた。 夜間開館、閉館一時間前になっても、顔真卿《祭姪文稿》だけは60分待ち。 沢山の書があって、驚くほど端正で美しいものばかりなのに、 その中でも選りすぐりの名筆と言われるのは、 この、悲しみ…

東山魁夷展

絵を観て泣いたことはあまりないのだけど… 去年、東山魁夷の絶筆《夕星》をみて、何だか泣きそうになって、それは流石にまずいと、慌てて暗い障壁画の部屋へ移動したことがあったのだけど、何でそんな風に思ったのか、漸く腑に落ちた気がしたので、少しだけ……

葛飾北斎展

森アーツセンターギャラリーの新・北斎展に行ってきた。 今回は、北斎研究の第一人者である永田生慈さんが最期に監修された展示ということで(残念ながら、永田さんはこの展覧会を見ることなく、昨年お亡くなりになったそう…)70年に及ぶ画業全体を見渡せる…

岡上淑子展

庭園美術館の岡上淑子 沈黙の奇蹟に行ってきた。 祝日明けの火曜日。 顔真卿、奇想の系譜、小原古邨にふられて、久しぶりの庭園美術館に。 確かクリスチャン・ボルタンスキー以来かな。 ボルタンスキーの時は、館のどこからか囁き声が聞こえてきたり、録り溜…

ソフィ・カル 限局性激痛

原美術館 「ソフィ カル 限局性激痛 」に行ってきた。 原美術館というと、この前行ったのは、ポリフィローの夢だから2014年か。 確か、前の前の彼氏と付き合っていた頃で、でもすぐ別れたんだった。だからこの美術館は、何となく失恋の予感のする場所。この…

マリアノ・フォルチュニ展

三菱一号館美術館のマリアノ・フォルチュ二展に行ってきた。 これまで200以上の展覧会に足を運んで気づいたことだけど、意外なことに知ってる作家よりも、え、誰それ?みたいな人の展示の方が、楽しかったりする。 あまり知名度の高くない展覧会だと思うけど…